本当に困った時助けてくれる人はオンラインパパ活で見つかる お腹が下ってきた。前日に緊張を和らげるために深酒してしまったことが原因だろうか。 酒の飲み過ぎは体内リズムを崩す。毎朝、決まった時間にお通じのある僕としては、その日の朝に便意が訪れなかったことに異変を感じていたのだが、まさか大腸が時間差アタックをかけてくるとは思わなかった。 その日はマッチングアプリで口説きまくった女の子との初デートだった。「お泊りもOKだよ♪」とのことで、初デート即ハメさえ期待できる流れだった。実際に会った彼女はきれいにカールした髪にクラシカルファッションの、写真で見た以上にかわいい女の子だった。 お茶をしていても食事をしていてもおちゃめなところがあってかわいい。彼女もマッチングアプリで出会いを求めていて、純粋な僕たち(自分で言う)が純粋に出会ったベストな形なのだ。 そんな浮かれた僕に、便意は容赦なく襲い掛かってきた。なぜ今!?これからホテルにチェックインして更なるお楽しみが待っているのに。 いや、トイレくらい「ちょっとお手洗いに」とか言って普通に行けばいいのだ。しかし「よりによってセックスの前にうんこかよ!げーんめーつー」とムードが壊れてしまいかねないことを僕は恐れていた。 そんな僕の逡巡をよそに徐々に便意は激しくなる。初デートにおいて「彼女よりもうんこを選んだ男」として歴史に刻まれてしまう。そんなお腹がピンチの時に助けてくれる人はいないものか。 だが、既に彼女が率先して手続きを取ってラブホテルにチェックインしてしまった。彼女はそんなに早くセックスをしたいのか?外ではごまかしようはあるが、ホテルに入ってしまっては、もうごまかせない。僕は壁一枚隔てた向こうに彼女がいるところでうんこする羽目になったのだ。 すると、部屋に入るなり「ごめんね。お腹下ってきちゃって」と、彼女がトイレに駆け込んだ。うんこだ!彼女もうんこしたかったのだ。 彼女がうんこするなら僕のうんこも許されるはずだ。ピンチの時に助けてくれる人。。。それは他ならぬ彼女だったのである。これで心置きなくうんことセックスができる。早く出てきてくれないかな、とトイレから聞こえる音消しの水音を聞きながら、僕の肛門は限界点に達しようとしていた。 無償で助けます 無償で助けます
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